=呉市焼山の堀様からの声を紹介=
畳表を入れて頂いてから、1か月以上経ちました。この間、延べ15日近く天気のいい日中には窓を開放して風を通しました。2週目ごろから匂いは薄くなってきて、現在は シックハウス的に喉や鼻が過敏?な私でも、問題ない程度に匂いが薄くなりました。11月25日から28日まで 息子が8か月の孫を連れて帰省しこの部屋にも泊まりましたが、別段問題なかったとのことでホッとしています。有難うございました。
なお、前の畳は1年近くたっても、きつく匂って耐えられませんでした。持ち帰られるときに、畳に日本製との表記があり国産だよと言われました。生産国表示は義務付けられているのでしょうか?
気になったのでネットで調べてみたら中国製の畳表が国産表示しているとの記事がありました。ご参考まで。
1)〇屋畳 〇〇商店 注意 最近中国産い草を輸入して国内で織りあげた「国産表」が横行しています。それが国産表?そんなバカな!と思い調査したところ、国の法規制下では構わないそうです。丈夫な国産表だと思って買ったら弱い中国い草だった…。当店では、お客様の信頼を裏切らないように、国産表と表示の畳表は全て国産い草を100%使用し、産地証明シールを畳一枚ずつに貼り付けています。
2)〇〇製畳 中国畳表の短所は、ほとんどいぐさの刈り込み時期と乾燥工程に起因している 刈り込み時期:早いことにより、いぐさの表皮が剥げやすい 若いいぐさは染まりにくく、染色加工をしなければならない 乾燥工程:乾燥しすぎているものは、固く割れやすい 乾燥できていないものは、異臭が出やすい 農薬等管理体制が不透明という不安材料もある中国表は、管理上乾燥不良なものがあり、その水分の影響により異臭が出るものがある。
3)〇〇畳店 見た目では分かりにくい国産畳表と中国産畳表の違い 実は、パッとの見た目で言えば国産畳表よりも中国産畳表の方が綺麗に見える場合があります。特に等級によっては。なぜなら、水溶性のペンキとボンドで強く着色をしているからです。フローリングと無垢の木材のような物で、後付けの人工的な見た目の方が均一なんですね。しかし、い草の質が悪ければ、その見た目もすぐに汚くなってしまいます。また、ペンキやボンドの上で暮らすので良い事なのでしょうか
-以上-
堀様へ
アンケートに書きにくい事を書かせてしまい申し訳ございませんでした。
畳についてずいぶん調べて頂き本当にうれしいですし、何よりお孫さんやご家族が健康に暮らさているとのご報告で安心致しました。
健康に拘った畳造りには20年前から産地と議論し進めてまいりました。水溶性の着色表の発祥は中国ではなくて国内からなんです。
18年前に着色表の全盛期でして畳LIFESTYLEという健康畳の勉強会のグループを作り産地に着色表を無くすように直談判ダンバンに回りました。備後の問屋さんには大きな塗装工場があり中国産や国産の表を吹付塗装されていましたし、熊本の八代では着色専用の市場と無着色専用の市場が曜日によってひらかれていました。その時に回った時に出会った生産者(同士)に今でも畳表を作って頂き送っていただいています。
回ったかいもあり、熊本のJAでは天然染土「無着色表」と言うブランドが作り出され、活動が評価された思いで皆で喜びました。それを切欠に国内は無着色の方向に進んでくれました。
しかし中には着色しているのをごまかす為に樹脂加工でコーティングした畳表が出回りました。実は着色剤は水溶性で畳表の油分ではじかれ中まで浸透しない為に拭くと雑巾に色が付きくが表面を樹脂でコーティングすると雑巾に付着しない為に着色が発覚しにくいのです。この二・三年は国産で着色表を見たことは有りません。
わが社では国産でも八代から直送で仕入れていまして、中国産を一切扱っていませんの中国産の事は良くわかりません。中国産も扱う友人は手が痒くなるとは言っていました。
1) 〇〇畳 〇〇商店
畳文化保存会関係の〇〇さんと思われます。
JAS法1-(6)から切り取って貼り付けました
● 製織地名 畳表を製織した場所の地名について、国産品にあっては都道府県名を、 輸入品にあっては原産国名を記載すること。
国産は最終加工地と解釈され、多くの九州産の藺草が備後で織られて、ナンチャッテ備後表が出来上がっています。中国産を国産で表示し誤認させて販売すると間違いなく罪に問われます。
〇〇さんの伝えたかったのは、ナンチャッテ備後を大量生産されている福山の問屋さんは、中国産の輸入量もトップなので中国の藺草をコンテナの奥に積込んで輸入し、国内で織っているという言う噂を信じて書かれたのだと思われます。
藺草は製品にしないと輸入できない為に、法律には想定していないようです。
2) 〇〇製畳
藺草の乾燥について
「乾燥できていないものは異臭が出やすい」これはかなり無理があります。フードバレーアグリビジネスセンター内の藺業研究所(熊本県の直轄)に聞かれるのが一番ですが、藺草は刈り取りの当日に乾燥しないとダメになってしまいます。つまり乾燥できていないものは畳表になりません。
国内国外すべて刈り取り後の藺草の乾燥は機械(火力)乾燥でおこなわれます。産地に藺草の生産の手伝いに行っていますが、朝3時から刈取りを始め8時頃からやっと乾燥の窯が動き始め夕方から夜中まで乾燥させるので一日一窯しか乾燥出来ないんです。しかし大量生産の中国は高温で数窯回すと言う噂で温度管理が悪くて表皮がもろいと言われています。
最後に畳屋さんのホームページには書かれていませんので気が付かないと思いますが、防虫・防カビ剤が普及していて、カビない畳とうたっている畳屋さんも有ります。
推測ですがこれが臭いのもとでは ないのでしょうか。
わが社では一切使用していませんのでご安心ください。
藺草の情報がこれほど間違っているとは思いませんでした。
畳LIFESTYLE(情報は古いですが正確に伝えています)
アドレス http://tatami-life.com/
今後も健康生活に国産の畳表のご利用を、よろしくお願いいたします。
株式会社和ごころ工房
代表取締役 秦郁次郎
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